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施工スタッフ 菅 政仁 根白石店

豪快な力仕事に見えて、実は極めて繊細な職人の世界。

もともと大きな物を作るのが大好きで、建築関係を中心にいくつかの仕事を経験した後、この世界に飛び込みました。もう15年になります。お墓というのは、重くて巨大な石を相手にするため、一見豪快な力仕事に見えるかもしれません。しかし、一つ間違えば怪我や事故につながるため、一瞬たりとも気を抜くことができないとても神経を使う仕事です。しかも、石と石のつなぎ目は1ミリの誤差も許されないような繊細な職人技も要求されるんです。このような、豪快さと繊細さの両方を要求されるところが、この仕事の難しさであり、醍醐味だと感じています。

お墓は建てた時から過酷な環境との戦いが始まる。

お墓は百年以上も残るものです。しかも、暑さ、寒さ、風雪などにさらされ、時には地震や洪水に襲われることもある過酷な環境を耐え抜かなければなりません。建てた時はどんなに正確で美しくても、長い年月の間にずれたり傾いたりしては良いお墓とは言えません。石の性質を見極め、反りなども計算した上で微妙に調節するところに、職人の腕の見せどころがあるのです。若いスタッフには「お墓は建てた時から過酷な環境との戦いが始まるんだ」と言い聞かせています。機械や道具だけに頼るのではなく、職人としての目と感覚を磨くことこそが重要なのです。

石工職人として、後世の職人に笑われない仕事を貫きたい。

私は愛媛出身で、四国八十八カ所関連の工事に携わったこともあるんです。古い石積みや石塔・石像なども大好きで、休みの日にはあちこちの史跡や神社仏閣を訪ねては、昔の石工職人たちの仕事を勉強しています。根っからの石工職人なんでしょうね(笑)。学べば学ぶほど、奥が深いのが石工の世界。これからも、物言わぬ石と対話しながら、石工としての知識と技を磨き、後世の職人に決して笑われないような仕事を貫いていきたいと考えています。